タンクレストイレのメリットとデメリット

• 2023.12.28

• 豆知識

近年トイレの種類も多く市場に出ておりおしゃれなデザインのモデルも数多くあります。その中でもタンクレストイレはスタイリッシュで圧迫感を抑えたデザインで人気の商品です。

今回はタンクレストイレのメリットやデメリットを簡単にご紹介できればと思います。

タンクレストイレとは

タンクレストイレとは、従来のトイレとは異なり、水を貯めるタンクがないタイプのトイレです。タンクがないため、場所をとらず、清掃が簡単になるメリットがあります。

タンクレスの水は壁に直接取り付けられるフラッシュバルブによって流せられるようになっており、フラッシュバルブは直接給水管に接続されています。

フラッシュバルブの力で水の流れを制御し、効率的な洗浄を実現しているのです。

タンクレストイレのメリット

ここでは、タンクレストイレのメリットを解説します。

節水効果が高い

従来のトイレと比較して、タンクレストイレは水の使用量を大幅に削減します。タンクレストイレは水の流れる量や流す時間をより正確に制御できるためです。

タンクレストイレは水道料金の削減に繋がるため、水道光熱費を抑えて生活したい方にぴったりです。特に水資源の使用が限られる災害時や、節水を重視する家庭にとっては、大きな利点といえるでしょう。

水を連続で流せる

タンクレストイレは、水を貯めるタンクがないため、連続して水を流せます。

多くの人が使用する公共のトイレや商業施設に適している機能です。通勤ラッシュの時間帯に使用者が次々と変わっても、トイレがつまらずキレイに流せます。

また、家庭でもすぐに流せる方がスッキリとした気持ちを保てるので、連続で流せる機能がある方が良いでしょう。

デザイン性が高い

タンクレストイレは、モダンでスリムなデザインが特徴です。

従来のトイレに比べてスタイリッシュで、インテリアに馴染みやすい外観をしています。そのため、バスルームやお手洗いをよりオシャレな空間にできます。
高級ホテルやカフェなど現代的な家具・家電に憧れる方にオススメのトイレです。

省スペース

タンクがない分、タンクレストイレは省スペースです。狭いバスルームやお手洗いでも、有効にスペースを活用できます。

トイレが狭く、圧迫した空間だとリラックスしにくいですよね。「トイレくらいゆっくりしたいけど、狭いから仕方がない。」と諦めてしまっていた方にタンクレストイレはオススメです。

スペースの利用効率を高めたい住宅や、コンパクトなオフィススペースに最適な選択肢になります。

お手入れが簡単

タンクレストイレの大きなメリットの一つは、お手入れの容易さです。

従来のタンク式トイレと異なり、タンクレスのデザインは、凹凸や隙間が少なく掃除がしやすい構造です。日常のお手入れにかかる時間と労力が減る上に、タンクがないため水漏れのリスクが低くなり、長期的なメンテナンスも簡単になります。

トイレの空間を衛生的に保てるため、掃除が苦手な方や忙しい家庭にとって嬉しい機能です。

最新の便利な機能がついている

タンクレストイレは、最新の技術と機能を取り入れたモデルがたくさんあります。
・洗浄、脱臭、除菌を行う
・飛び跳ねを防ぐ泡洗浄
・自動洗浄
・水量調節機能
・リラックスミュージック機能

このように、タンクレストイレは利便性が高く、長期的には水道料金の節約ができます。

タンクレストイレのデメリット

ここでは、タンクレストイレのデメリットを解説します。

停電時に水を流せない

タンクレストイレは電源に依存するため、電力が供給されていない停電時は、水を流せない可能性があります。緊急時の避難場所での使用は避けた方が良いでしょう。

手洗いがついていない

当然ですがタンクレストイレには、タンク付きトイレによく見られる手洗い機能がついていません。

洗面所がない家庭では不便に感じるでしょう。トイレを使った後は別の場所で手を洗う必要があり、不便だと感じる事があるかもしれません。

水圧が低いと設置できない

タンクレストイレは水圧が低いと、十分に水を流せません。水圧の低い古い建物や、階数の高いマンションや戸建ての２階では設置できない可能性があります。

温水洗浄便座部分のみの交換ができない

タンクレストイレでは、温水洗浄便座部分のみを交換できないものもあります。

便座の故障や最新機能の温水洗浄便座をとりつけたいときに、トイレ全体を交換する必要があります。追加のコストや手間が発生するので、コストを優先したい方には避けた方が良いでしょう。

タンク付きより価格が高い

タンクレストイレは、一般的に従来のタンク付きトイレよりも高価です。タンクレストイレが高い原因は以下の通りです。
・先進的な技術やデザインが備わっている
・設置の複雑さ

初期投資が大きいため、予算に制限のある方や、コストを重視する方にとって適切な選択肢ではないかもしれません。

よく聞くタンクレストイレで後悔したこと

タンクレストイレで後悔した事例を紹介します。

停電時に水の流し方がわからない

デザイン上レバーが隠れている事が多いので予め手動で流す方法を確認しておきましょう。

手洗い場を設置できるスペースがない

デザイン上仕方ないのですがトイレ自体に手洗い自体はついていません。
別に手洗いを設置するなど対策を考えて置きましょう。

2階にタンクレストイレを設置したら、水が流れなかった

水圧が低い場所ではタンクレストイレが設置できない場合があります。
事前に確認をしておきましょう。

 

タンクレストイレはデメリットもありますが、デザイン性が高く節水機能もあるなど経済的に有利な点もたくさんあります。
お家の状況と叶えたいトイレの雰囲気に併せて最適な商品を選ぶことが大切ですね。

タンクレストイレの相談はプロに相談

タンクレストイレの設置は一度プロに相談してみましょう。水圧のチェックや適切なトイレのタイプは経験や知識の豊富なプロにおまかせした方が失敗せず、安心です。

 

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