トイレタンクから水漏れ！その原因とは

• 2024.01.31

• 豆知識

タンクからの水漏れが！？予想もしていなかったトイレから水漏れしていると、驚いてしまいますよね。
ここでは、トイレタンクから水漏れが起こる原因を解説します。
また、原因の紹介と併せて自宅できる対処法もご紹介します。

トイレタンクの水漏れの原因場所

トイレの構造を知らなければ、水漏れの原因はわかりません。ここでは、トイレタンクの水漏れの原因になる場所と構造をご紹介します。
水漏れした場合は以下の場所を確認しましょう。

ボールタップ

トイレのボールタップは、トイレタンク内の水位を調節するための装置です。水位が低くなるとタンクに水を補充し、所定の水位に達すると水の流入を停止する役割を果たします。ボールタップの主要な部品は以下の通りです。

• フロートボール：水面に浮かぶ球状の部品で、水位に応じて上下
• アーム：フロートボールが取り付けられているレバー状の部品で、フロートボールの動きを伝える
• バルブ：アームの動きに応じて開閉し、タンクへの水の流入を制御

水位が下がるとフロートボールも下がり、アームがバルブを開いて水がタンクに流れ込みます。この仕組みにより、トイレタンク内の水位が一定に保たれるのです。

オーバーフロー管

トイレのオーバーフロー管は、水がタンクを越えて床に漏れ出すのを防ぐための安全装置です。過剰に溜まった水をタンクから直接排水管に導いて、水位を保ちます。

タンクをこえて床に水が流れてしまっている場合は、オーバーフロー管が作用していない可能性が高いので、忘れずにチェックしましょう。

給水管と接続部分

トイレの給水管は、水道からトイレタンクへ水を供給するための管です。給水管の基本的な特徴と機能は以下の通りです。
• 接続位置: トイレタンクの底部または側面に接続
• 水の供給: トイレを使用した後、フロートバルブが水位の低下を検知し、給水管からタンクへ水を再び供給
• シャットオフバルブ: 給水管には手動で操作できるシャットオフバルブ（ストップバルブ）が付いており、修理やメンテナンスの際に水の供給を止めるられる

レバーハンドル

トイレのレバーハンドルは、トイレのタンクに設置されている手動式の操作装置で、水を流すために使用されます。

レバーハンドルはタンクの外側にあり、使用者がトイレを流す際に押したり引いたりすることで、タンク内の排水弁を開け、水がボウルに流れるようにします。

レバーハンドルは緩みや損傷、リンクの不具合などで故障することが多いです。修理は比較的簡単に行えることが多く、部品の調整や交換で対処できます。

トイレタンクからの水漏れの原因

トイレタンクからの水漏れの原因を解説します。

部品の緩みなど簡単な原因であれば、自分で対処できますが、部品自体の交換など複雑な原因は業者に任せた方が良いでしょう。

自分で部品を交換すると別の水漏れの原因に気づかなかったり、違う部品をつけてしまったりするリスクがあるからです。困ったら業者に修理依頼をお願いしましょう。

タンク内の部品トラブル

トイレタンクの水漏れの原因の中でも多いのが、部品トラブルです。部品の劣化が起こると水を止める作用が働かず水漏れしてしまうからです。具体的には以下のトラブルがあります。

• フロートバルブの不具合
• フラッパーバルブの劣化
水位を制御するフロートバルブが故障していると、水が過剰に満たされ、オーバーフローパイプを通じて漏れることがあります。

また、トイレの排水口を塞ぐフラッパーバルブが劣化や破損していると、水がタンクからボウルへと絶えず流れ続けてしまいます。

水漏れが起きたら２箇所の部品にトラブルがないかチェックしてください。

接続部分の劣化

トイレタンクからの水漏れは接続部分の劣化が原因かもしれません。以下をチェックしましょう。
• ゴム製のワッシャーの劣化
• 接続部の亀裂
タンクとボウルを接続する部分には、ゴム製のワッシャーやシールが使用されています。ゴム製のワッシャーが劣化すると、水漏れの原因になります。

また、接続部の亀裂も水漏れの原因です。特に古いトイレでは、材質の劣化により亀裂が発生しやすいので気をつけましょう。

トイレタンクのひび割れ

トイレタンクのひび割れも水漏れの原因になります。

小さなひびであれば修理可能な場合もありますが、大きなひびや構造的に重要な部分にある場合は、タンクの交換が必要になるケースが多いです。
また、ひび割れは経年劣化によって起こるので、トイレごと変えた方が長い目で見てコストが安くなることもあります。

放置しておくと水漏れだけではなく、大きな破損に繋がります。トイレタンクのひび割れは専門の業者に依頼しましょう。

取り付けの不備

取り付けの不備が水漏れの原因になる可能性もあります。以下のチェックをしましょう。
• ボルトの緩みや不適切な取り付け
• シールの不適切な設置
• タンクの水位調整の問題
• タンクと配管を繋ぐ接続部の問題

タンクをトイレ本体や壁に固定するボルトが緩んでいないかやタンクとトイレのボウルを接続する際に使われるゴム製のシールが取り付けられているかなど確認しましょう。

水漏れ時に起こる症状

水漏れ時に起こる症状は以下の通りです。

タンク内から水の音がする
床と便器の間が濡れている
便器内で水漏れが起きている
止水栓から水が漏れている
便器本体から水が漏れている
床下から水が漏れている

このように、水漏れは様々な場所から起きます。早めに対処しないと悪化してしまうので、気づいたらすぐに業者に依頼しましょう。

自分で解決できない水漏れは業者に依頼しよう

トイレタンクからの水漏れは業者に依頼した方が良いでしょう。自分で対処できない専門的な対処が多くなる場合があり、無理に修理を行うと逆に破損などのトラブルを起こしてしまう可能性があります。

また、使用年数の多いトイレは修理してもすぐに違う場所に不具合が出る可能性があり、都度修理代がかさんでしまう可能性もあるため、トイレ本体の交換をしたほうが今後のメンテナンスも考えると安くなる事もあります。

自分で解決できない水漏れは業者に依頼し、トイレ自体の状態が悪ければ本体の交換も検討しましょう。

K-PROでは水漏れ修理の他、トイレの入れ替え工事も対応しております。
お気軽にご相談ください。

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