家庭でできる台所の排水管の詰まり予防

• 2023.11.21

• 豆知識

「排水管がよく詰まって困っている。」
「最近水の流れが悪いけど、どう対応したら良いかわからない。」と悩んでいませんか。排水管をキレイに保つには、毎日の簡単な掃除が大切です。

この記事では、台所の排水管が詰まる原因と予防方法、詰まったときの対処法について解説します。

台所の排水管が詰まる原因

排水管が詰まる原因を知れば、予防ができます。ここでは、台所の排水管が詰まる原因を具体的に解説します。

冷えて固まった油

冷えて固まった油は台所の排水管が詰まる原因になります。

油は冷えると固まる性質があります。誰もが肉を食べたあとのお皿の油汚れが取れず、困った経験があるはずです。油は冷えて固まると、取れにくいです。

シンクに油を流すと、排水管の奥底で冷えてかたまり、詰まりの原因になります。

生ゴミ・食べカス

生ゴミや食べカスも詰まりの原因になります。冷えて固まった油に生ゴミや食べカスが付着し、排水管を詰まらせるのです。

また、排水管よりも大きい生ゴミや食べカスが入ってしまったら排水管の中でハマって抜けず、水の通りが悪くなってしまいます。

排水溝のゴミ受けにはネットをつけ、生ゴミや食べカスが入っていかないように気をつけましょう。また、ネットは小まめに変え、油の付着を予防してください。

洗剤の蓄積

キッチン用の洗剤は汚れの元になります。食べカスなどと一緒になると排水溝や排水管内に付着しやすくなるからです。

洗剤は流せばキレイに落ちますが、洗い残しがあると取れにくい頑固な汚れになります。洗剤の汚れはヌメヌメとするため、排水管にも留まりやすく、気づいたときには詰まりの原因になってしまいます。

お皿洗いをした後は、水を多めに流し、洗剤が残らないようにしましょう。

落としてしまったもの

排水溝の掃除をしているとき、排水管内に落としてしまったものは詰まりの原因になります。例えば、掃除に使っていた小さなスポンジや身につけていたイヤリングなど。

小さなものでも排水管内にいくつも落ちてしまったら、どこかで水の勢いをとめ、詰まりを引き起こしてしまいます。

排水溝の掃除をするときは、ものが流れていくのを防ぐため、最低限の掃除グッズだけを近くにおきましょう。

家庭でできる排水管の詰まり予防

排水管をキレイに保つには、普段の掃除が大切です。ここでは、家庭でできる排水管の詰まり予防を紹介します。

排水溝に油を流さない

排水溝に油を流さないでください。食べ物の油は排水管を詰まらせる原因の1つです。食べ物の油は冷えてかたまり、排水管に貼りつきます。

さらに、ベトベトとした油に食べカスが蓄積し、詰まりを悪化させるため、排水溝に油は流してはいけません。油のひどい食器や揚げ物をした後の油はキッチンペーパーで拭き取り、ゴミ箱に捨ててください。

排水溝ネットをつける

排水溝ネットをつければ、生ゴミや食べカスが排水管内に流れるリスクを防げます。排水溝ネットはスーパーや100円ショップなど身近な場所で手に入るので、取り入れたほうが良いでしょう。

また、小まめにネットを変えないと、油や食べカスの汚れが排水溝に溜まってしまいます。お皿洗いをする度に変えると予防効果は高くなります。

洗剤の使いすぎを防ぐ

洗剤の使いすぎを防げば、排水溝の詰まりを予防できます。

洗剤を使いすぎると、排水管に洗剤が付着し、詰まりの原因になってしまいますが、全て水で流せる洗剤量であれば、キレイに保てます。

熱湯を流す

熱湯は家庭で最も簡単にできる排水管の詰まり予防法です。熱湯は排水管に貼りついた油を剥がしてくれます。

やかんで温めた熱湯を流すだけでも良いですが、排水溝のゴミ受け部分にラップや袋で蓋をして、シンクにお湯をためた後、一気に流すのも効果的です。

水圧で排水溝の汚れを落としてくれます。小まめに熱湯を流して、排水溝の詰まりを予防しましょう。

10円玉やアルミホイルを入れておく

10円玉やアルミホイルを入れておくとヌメリ予防ができます。10円玉やアルミホイルに含まれる金属イオンが細菌やバクテリアの繁殖を防止するためです。排水溝の臭いの原因は細菌やバクテリアで、繁殖すると排水不良を起こす可能性があります。10円玉やアルミホイルを入れ、予防しましょう。

重曹を使って掃除

重曹を使って掃除をしましょう。掃除手順は以下の通りです。

1,排水管に重曹を振りかける
2,酢をかける
3,40～50度のお湯で排水管に流し込む

重曹とお酢を組み合わせることで、排水管がキレイに掃除できます。熱湯は使用せず、窓を開けて換気しながら行ってください。

市販のパイプクリーナーで掃除

市販のパイプクリーナーで定期的に掃除をするのもオススメです。

パイプクリーナーは定期的に使用するだけで、詰まりの原因になる汚れを落としてくれます。しかし、パイプクリーナーは予防としてのみ使ってください。

水の流れが悪く、詰まりかけている時に使ってしまうのはNGです。パイプクリーナーによって落ちた汚れで排水管を完全に詰まらせてしまいます。

水の流れが悪く、排水管が詰まったときはブラシで洗浄したり、業者に依頼したりして対処しましょう。

キッチンのつまりを解消する方法

キッチンが詰まってしまったら、以下を試しましょう。

・パイプクリーナーブラシやワイヤーブラシで洗浄
・お湯を新国ためて一気に流す
・ピーピースルーを使う
・ラバーカップを使う
・真空式パイプクリーナーを使う
・高圧洗浄を業者に依頼する

ピーピースルーとは、パイプ洗浄する業務用の洗浄剤です。ホームセンターで入手できます。ラバーカップとは排水管のつまりを直すための清掃用具で、別名「すっぽん」です。

ラバーカップよりも吸引力の強い清掃用具が真空式パイプクリーナーになります。用途に合わせて利用してください。

改善しない場合は業者に依頼を

キッチンの詰まりが改善しなかった場合は、業者に依頼する必要があります。無理な作業は配管の破損や劣化に繋がるので避けたほうがよいでしょう。

K-PROでは水漏れや配管の詰まり修繕も承っております。お気軽にご相談ください。

 

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