給湯器の取替時期、不具合のサインとは
お家でお湯を使う為に必要な給湯器。お風呂や料理、洗い物など生活には欠かせないものになります。
そんな給湯器が不具合を起こすと生活にも色々な影響が出てしまいます。
この記事では給湯器の取替時期と不具合のサインをご紹介します。
給湯器の寿命は約10年程度
給湯器の寿命は、約10年です。実際の寿命は使用状況やメンテナンスの頻度、製品の品質などによって異なりますが、1つの目安として覚えておきましょう。
また、給湯器の寿命を30年とする情報も見られますが、30年も持つ家庭は珍しいです。給湯器が古くなると、お湯にするために時間がかかったり、修理が必要になる頻度が高まったりします。
そのため、10年以上経過した給湯器は、不具合が見られたタイミングで交換を検討しても良いかもしれません。新しい給湯器は、エネルギー効率が良く、長期的なコストの節約にも繋がります。
給湯器の不具合の前兆
給湯器が不具合を起こす一般的な前兆をご紹介します。壊れる前に交換するためにも、不調の症状を理解しておきましょう。
リモコンにエラーが表示される
給湯器のリモコンにエラーコードや警告メッセージが表示されたら、不具合の合図です。内部やセンサーの故障、またはシステムの異常を示しています。
エラーコードが表示されたら、メーカーのマニュアルを見て、原因を確認しましょう。自分で解決できない問題は専門業者に相談して修理や取り替えをしてもらう必要があります。
給湯器から異音・異臭・発煙がする
給湯器から異音・異臭・発煙した場合は早めに対処する必要があります。異音・異臭・発煙の代表的な原因は以下の通りです。
・異音は内部の部品の摩耗や破損
・異臭は電気系統の問題や燃焼不良
・発煙はメンテナンス不足
これらの症状が発生した場合は、すぐ給湯器の使用を中止し、専門業者に点検を依頼しましょう。
お湯にならない、お湯になるまで時間がかかる
給湯器が正常に機能していない場合、水が適切に温まらなかったり、温まるのに異常に時間がかかったりします。お湯にならない主な原因は以下の通りです。
・加熱する部品や設備の異常
・循環システムの障害
・温度センサーの不具合
お湯にならない給湯器を使い続けると、過度にエネルギーを使ってしまい水道光熱費が上がる可能性があります。
温度が安定しない
給湯器から供給される水の温度が不安定な場合は、不具合のサインです。温度を一定に保つセンサーが正しく機能していない可能性があります。
水の温度が一定にならないと、使用時に急に水が冷たくなります。
お皿の油汚れをキレイに落とせなかったり、温まるまで待って家事に時間がかかってしまったりするので、早めに対処しましょう。
点火しづらくなった
ガス給湯器の場合、点火が難しくなるのは、点火装置の問題やガス供給の問題である可能性が高いです。
点火が遅い、または全く点かない場合は安全上のリスクを伴うため、機器の修理と交換をすぐに行いましょう。
給湯器の周りから水漏れしている
給湯器の周囲に水漏れが見られる場合は不具合のサインです。内部の部品の破損や接続部の問題があります。
水漏れは放置すると他の機器の故障を引き起こす可能性があるため、速やかに対処しないといけません。水漏れを放置してしまい、給湯器自体の交換が必要になることもあるので、気をつけましょう。
給湯器の排気口が錆びたり黒ずんだりしている
給湯器の排気口が錆びたり黒ずんだりしているのは交換の合図です。以下が原因だと考えられます。
・給湯器内部で水漏れして腐食してしまった
・不完全燃焼でガス漏れした
・部品の経年劣化
このように、錆びや黒ずみは今後もひどくなります。安全のため、早めに交換した方が良いでしょう。錆びは故障しているとは限りませんが、原因を放置しておくとひどくなる一方です。錆の原因も確認しておきましょう。
給湯器の交換を検討するケース
給湯器を交換するべきか修理するべきか判断がつきにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。給湯器を交換すべきケースは以下の通りです。
・給湯器を8〜10年使っている
・温度が安定しない
・聞いたことのない異音がする
・家中のお湯がでない
このように、寿命が近づいて、家全体の給湯器が使えない場合は給湯器を交換した方が良いです。修理をすると、逆にコストがかかってしまう可能性があります。
給湯器を修理するケース
給湯器が修理で済むケースは以下の通りです。
・購入してから1〜3年未満
・賃貸物件に住んでいる
このように、給湯器を購入してから1〜3年しか経っていないのであれば、異常が起きている場所以外は使えるので、修理の方が安く済むでしょう。また、賃貸物件であれば、管理会社の考えによって修理を選択する場合があります。
給湯器の点検方法
給湯器を10年以上使っている場合は、定期的に点検した方が良いです。点検項目は以下の通りです。
・給気口・排気口を異物やほこりでふさいでいないか
・給湯器のまわりに燃えやすいものはないか
・運転中に異音が聞こえないか
・配管からガス漏れ・水漏れがないか
・外観の変色などの異常はないか
・電源プラグにほこりがたまっていないか
・錆びや黒ずみはないか
・すぐにお湯はでるか
上記の点検を1ヶ月に1回行うことで、給湯器の異常にすぐ気づくことができます。
給湯器の故障はプロに相談しよう
給湯器の故障はプロに相談しましょう。経験や知識を持っているプロであれば、交換すべきか修理すべきかをすぐに判断してくれます。
交換と修理のどちらの方がコストを抑えられるか教えてくれるので、自分で判断せずに任せた方が安心です異常が起きたり、寿命を迎えたりしたときはプロに相談して、大きなトラブルが起こる前に対処しましょう。
K-PROでは給湯器の修理、取替も行っております。不具合などでお困りでしたら一度ご相談ください。
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